会議の重要性について考えてみる(1)

行動計画と会議

早速ですが、会議の重要性について考えてみます。「1. はじめに」でもお話しましたが、とにかく情報共有をする為には、膝を突き合わせて具体的な行動計画(アクションプラン)を策定していくための、会議(ミーティング)が絶対必要です。もちろんそれは、すべての業種に言えることではあるのですが、現場の方も含めて徹底的に必要であると感じるのが、受注工事業、いわゆる建設業ではないかと考えています。

皆様もご存知のとおり、建設業界は非常に厳しい環境にあります。とにかく公共投資は全体として縮小の方向にありますし、民間の設備投資も非常に厳しい価格競争の真っ只中です。その中で、建設業において必要な戦略は、新しい技術力の開発や新分野への進出、または他社や大手などとの連携になると考えられます。中長期的には、絶対にそのような戦略は必要です。しかし今すぐに金になるかと言えば中々難しく、今飯を食べていくために、稼なくてはいけないことが別にあると、私は経験の中から感じています。

それは、コストダウンを徹底的に行い価格競争力を磨くこと、そして社内に現存する技術や人を利用した提案営業もしくはサービス力の向上です。繰り返しになりますが、中長期的には先に述べました戦略が必要です。同時に、今飯を食べていくためには、上述の短期的な戦略若しくは戦術が絶対に必要だと思うのです。

当たり前のことではありますが、この業界に限って言えばその部分をあまり重要視していない会社を非常に頻繁にお見受けします。しかしそれは会社の怠慢というものではなく、業界の特性もしくは業界慣習によるところが多いと私は考えています。では、そのあたりの理由について次回考えていくことにしましょう。

ポイント

 

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