1.はじめまして

はじめまして、公認会計士の原田裕子と申します。
「建設業のM&A~企業評価、法務、会計、税務」というテーマで今回からこのコーナーを担当させていただくことになりました。

ここ数年、M&Aに関係する制度が急ピッチで整備されています。特に今年にはいってからは、M&Aの会計基準である企業結合会計の導入、新「会社法」の施行、税制の改正、とM&Aに関わる制度がめまぐるしく変わっています。制度面に限っていえば、ようやくM&Aをスムーズに行う環境が整ったといえるかもしれません。ただ、M&Aを実行する場合、会計基準、法務、税務と様々なことを考慮しなければなりませんし、建設業のM&Aの場合には建設業特有の問題も関係してきます。

ここまで読んで、「なんだかややこしそうだなぁ」と思われた方も多いのではないでしょうか。実際ちょっとややこしいです。そのややこしい事をなるべくわかりやすく書いてみようと思っています。

次回からは、主に以下のような内容に建設業特有の事柄も交えながらすすめていきたいと思います。
① M&Aの企業評価
② M&Aの法務
③ M&Aの会計
④ M&Aの税務

難しそうと思われるかも知れませんが、「できるかぎり簡単に、わかりやすく」を心掛けるつもりですのでどうぞよろしくお願いいたします。

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