まとめ

意識のリストラ、管理のリストラ、そして情報のリストラと、受注工事業を例に見てきました。受注工事業を例に出してお話してきたのは、私自身がこの業種に関わらせていただく機会が多かった為です。もちろん、他の業種のお客様のお話を聞くことも、実際お手伝いをさせていただく機会もあります。もちろん、業種により管理のしくみ、情報収集、活用方法は様々です。しかしながら、意識改革という点においては、共通しています。経営の土台となる人材の意識が重要なポイントであることは、変わらないということです。

商品を作るのも、商品を売るのも、商品を届けるのも、そして、様々な現場で起こっていることを数値化した資料にするのも、だれがするのかと言えば、結局は会社の従業員である、人です。その人の意識が低ければ、会社の経営が上手くいくことはあり得ないということを理解して頂けると思います。

このような従業員の方の意識を変えて、高めていくためには何が必要でしょうか。意識のリストラのところでもお話しましたが、結局は人と人の信頼関係になるのです。信頼関係、尊敬の意がなければ、人はその人から何かを得ようとは決してしないものです。ですから、経営陣の方と従業員の方との信頼関係がどれほどあるかによって、意識を高めていくスピードが違うのかは当たり前のことです。

私自身は、会社のお手伝いをさせていただくにあたり、常に経営陣や従業員の方との信頼関係を一番に考えて取り組んでいます。もちろん、知識不足、経験不足もあり理想どおりに行かないことばかりです。ですが、時間の差はあるにせよ真剣に信頼関係を構築したい、会社の利益をもっと出したいと心から思い接していると、分かり合える時がくるのです。つまり、経営陣と従業員の関係も同じであり、目的や目標を共有し徹底的に信頼関係を構築することを目指して仕事をしていると、同じように信頼関係が構築できる時がきます。その時からが、意識を高め合うスタートであり、水面下から水面上に顔を出した瞬間です。

どうですか、皆さんは信頼関係が構築できていますか?私は、常に信頼関係が上手に構築できるとは言えませんが、信頼関係を構築したいとは常に考えるようにしています。

再生のポイント 3つのリストラ「意識」「管理」「情報」  完

 

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