今回も引き続き、会議のルールについて考えていくことにします。
(1) アクションプランの策定と管理は絶対
(2) 議事録の徹底
(3) 全員平等
前回までに、(1)(2)の説明をさせて頂きました。では、(3)について説明していくことにしましょう。
(3)全員平等とは、会議の場では肩書きを一切排除するということです。そうすることで、分け隔てなく意見がでる風土を構築していくのです。またこれにプラスして、感情論の禁止も重要です。会議の場での感情論は、効果のあるアクションプランの策定に悪影響を与えます。特に、立場が上の方ほど守っていただきたいルールになります。
前回から3つのルールについて考えてきました。皆さんの会社ではどの程度実行されていますか。会社や会議の議題により流れや、ルールは若干変更になるとは思います。
私が、経営者の方から聞く大きな悩みを突き詰めていくと、「従業員の方にどうすれば、言ったとおり行動してくれるのか」になるのです。つまり、その行動を起してもらい、結果としてどうなったのかを見るしくみの構築が必要になるのです。
私の知っている業績の良い会社では徹底的に従業員さんに行動してもらう為の方策が取られていることに気づきます。従業員の方がどのような行動をし、どのような結果を生み出しているのかをきちんと明確になるようなしくみがまず構築されているのです。そして、中小企業の場合であれば、経営陣がきちんと見てあげて、きちんとそれについて本人に言及しています。
そのようなしくみを会議という一つの枠に入れると、3つのルールが必要になるというだけのことです。それを私は「本物の会議」と思っています。それでは、次回は「本物の会議」を癖付けするのには何が必要なのかを考えていくことにしましょう。