弊社顧問 藤井一郎(東海大学教授、中小企業診断士)が熊本県中小企業診断士協会セミナーにて、「最近のマーケティング理論」のテーマで約二時間に亘りお話させていただきました。
お話させていただきました内容は、下記となります。いずれも海外、国内の第一線の研究者が取り上げているテーマですが、その内容を実務家にも分かりやすく説明することを目的としています。
講演会のあとの座談会では、具体的な活用方法について活発な議論が行われ、中小企業診断士のコンサルティング手法の一助になったのではないかと思われます。
(1)4Aオブマーケティング
マーケティングの基本的かつ伝統的な手段としていわゆる4P(Product, Price, Place, Promotion)がありますが、意外に、この4Pと顧客満足や利益のような業績指標とをリンクさせて考えることは難しいようです。セミナーでは、4Aオブマーケティングという、顧客視点に立った新しいマーケティングの枠組みを提示することで、より効果的なマーケティングマネジメントを実現する手法を考察しました。
(2)スマート・エクセレンス
最近は、従来の高級感あふれる何でもありのフルサービスビジネスとは違い、特定機能に特化し高機能化を図るとともに、低価格の市場にポジションをとることで高い顧客満足度を達成している企業が目立ってきています。このようなスマート・エクセレンスと呼ばれるサービスに注目し、その理論的背景を紹介しました。
弊社で取り組みましたその他セミナーは、以下をご覧ください。
http://ct.mgrp.jp/seminar/