専門工事業D社では、実行予算管理から支払業務までを建設業特有の工事原価管理に対応した専用のソフトウェア(以下ソフトウェア)の導入を行い効率化することにしました。
前回はソフトウェアの選定を行うにあたり、実際にデモンストレーション(以下デモ)を見たところまでお話しました。今回は、具体的なソフトウェアの選定についてお話を致します。
【9.ソフトウェア選定のポイント その5】
3社のデモを終了したところで総務部長と工務部長は、デモに参加した他3名に意見をまとめるように指示をしました。
(※デモに参加した3名とは、総務部の現在支払い業務を担当しているベテランの遠藤さん、若手でPC操作が得意な中村さん、工務部の優秀な若手で少し大人しい本田君です。)
3名は、以前私からお話したソフトウェア導入ポイント3つ、
(1)本当に自社の業務に合ったソフトか?
(2)信用できるソフトメーカーか?導入時の指導、サポート体制がしっかりしているか?
(3)将来的な拡張性、柔軟性、他システムとうまく連動できるのか?
について3社の機能を一覧表に○△×で評価していくことにしました。
みどり合同経営 コンサルティング部門
コンサルタント 山下晶子
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/yamashita/
前回までのレポートはこちらをご覧ください → http://ct.mgrp.jp/column/c01/