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◆☆ みどり合同経営 メールマガジン
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◆☆◆☆◆☆ 2012年1月5日号
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謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
読者の皆様におかれましては、弊社メルマガをいつもご愛読くださり、
心より感謝しております。
みどり合同経営では、皆様方の益々のご発展を、陰ながらサポートする、
縁の下の力持ち的な存在を目指し、今年もより一層の研鑽を重ねて参る
所存ですので、引き続きご愛顧の程、宜しくお願いいたします。
株式会社みどり合同経営 代表取締役 久保将俊
このメールマガジンは、ご縁を頂いた方に配信しています。
配信不要の場合は、恐れ入りますが、末尾に記載しております方法にてご連絡
をお願いいたします。
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▼ INDEX
<好評連載中>
■ 「製造業の社内活性化のプロセス ~脱社長依存体質!~」
第7回 A社のPJミーティングより
(自分たちでお客様とのパイプを太くしよう)
■ 今からでも遅くない、本物の会議をやろう!
第9回 経営会議の管理資料を作成しよう!(その3)
<お知らせ>
■『誰かに聞いてみたかった 中小建設業お金の話』 好評発売中!
■『業種把握読本 ~内外環境の見どころ 業界展望の勘どころ~』
皆様にご好評頂き、9月20日に増刷(第4刷)致しました!!
■お問い合わせ先 <メール配信の中止及び設定の変更等>
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『製造業の社内活性化のプロセス ~脱社長依存体質!~』
第7回 A社のPJミーティングより
(自分たちでお客様とのパイプを太くしよう)
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皆様こんにちは。前回は、A社でのプロジェクトチームの発足と、そこでまず
は社内の課題抽出からスタートしたことをお話しました。
余談ですが、本メルマガの第3~4回で、我々の感じた当社の問題点について
は、一通りお話させていただきました。しかし、社長や部長と相談の上、それ
をそのまま我々からお伝えするのではなく、プロジェクトのメンバーに、話し
合いの中で気づいていただくことを重視したのです。
話し合いを進めるうちに、これまでは自分のテリトリーの心配だけで、「試作
は試作、量産は量産」と考えていた課長さんや主任さんたちも、お互いの業務
や会社全体の業務の流れを意識するようになりました。また、お互いに、「も
っとこうしてほしい」等の意見も出てくるようになりました。
中でも、自分たちが顧客の要望(特に技術的なところ)を実はよくわかってい
ないこと、そこから派生的に多くの問題が起きていることに、みんなの問題意
識が集中しました。
受注業務のN主任:「自分はお客様の購買担当とは電話でよく話をするし、
けっこう仲良くなっているけど、技術のことはわからないから、お客様の技
術者と話をするのはハードルが高いな。技術は技術の人同士、試作のほうで関
係づくりをしてもらえないかな」。
量産のS課長:「確かに、試作の段階で、技術者同士が話し合って、色んな問
題点を潰し込んでくれておいたら、量産もスムーズに立ち上がるし助かるな」。
試作のT課長:「自分が直接、お客様とやり取りをするのはいいんだけど、
電話や外出での打合せが増えたら、今の仕事量がこなせるかな・・・」。
量産のS課長:「それなら、試作品のうち、既存の類似品くらいなら、こっち
で対応しようか」。
こんな感じに話は進み、自分たちでお客様とのパイプを太くしていくために、
大きく3つのテーマを決めました。
(1) 社長任せにするのではなく、自分たちで直接お客様と話をしよう
(特に技術者同士)
(2) それだけでなく、新聞記事等からも情報収集をして、お客様の大き
な方向感を掴もう
(3) これらの情報を社内で共有しよう(カルテづくり)
次回、続けて、もう少し詳しくお話したいと思います。
みどり合同経営 コンサルティング部門 副部長
シニアコンサルタント 澤田 兼一郎
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/sawada/
みどり合同経営 コンサルティング部門
中小企業診断士 犬飼あゆみ
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/inukai/
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今からでも遅くない、本物の会議をやろう!
第9回 経営会議の管理資料を作成しよう!(その3)
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A社は、設備工事業を営んでいる会社です。経営改善をスピードアップするため
に経営会議の内容を見直し、経営幹部でもある各部門長の意識改革を進めるこ
ととしました。
まずは会議で使用する管理資料の作成から始めることになり、これまでの売上高
重視の方針から、利益重視へと意識を変えるために「付加価値」を取り入れた
管理資料を作ろうと社長、藤村総務部長と打合せを進めている途中までのお話を
前回までにさせて頂きました。
(付加価値の定義につきましては、前回ご説明しましたが、簡単におさらいすると
付加価値 = 完成工事高 - (材料費 + 外注費 + 工事経費)
となり、付加価値から労務費(社内労務費)、減価償却費などを差し引くと工事利
益となります。なお、付加価値の定義には色々とありますが、本メルマガでは、
上記の通り単純に考えることとします。)
社長:「当社に付加価値はいくら必要なのか?」
私:「すでに策定されている計画では、約4億2千万円(年間)必要になります。
付加価値率で言うと35%。計画通り固定費がかかったとすると7千2百万円
の営業利益が出ることになります。」
藤村総務部長:「月額にすると約35百万円の付加価値を目標にすればいいと言
う事ですね。」
私:「そうですね。目標が理解しやすくなったと思います。簡単な例で説明す
ると『営業部で12億円の工事を受注して、工事部で35%の付加価値率を
目標に工事をこなし、藤村総務部長は販管費を予算以内に納める努力を
していただく。』という事です。
反対に完成工事高12億円を達成したのに付加価値が計画より少ないと
いうときは、営業部が利益の薄い工事を受注したのか、工事部で予定
工事原価をオーバーしたのかなど、付加価値未達成の原因を会議にて
議論することができます。
こうやって見ていくことでどの部分が計画通りいったのか、どこが悪かった
のか原因を分析し対策を検討しやすくなりますよね。」
社長:「確かにこれまでは営業利益がいくらだとかマイナスだとか話しても皆
あまりピンと来なくて、大した議論になっていなかったと思う。」
藤村総務部長:「計画では、7千2百万円の営業利益を目標にしていますが、
完成工事高が減少し、業績が悪くなっても固定費(労務費、販管費)を
付加価値で賄う事が出来れば、赤字にはならないと考えることができま
すね(以下利益とは営業利益以降の損益が発生しない場合の税引前
当期純利益とします)。」
私:「おっしゃる通り、付加価値と固定費が同額の場合は利益が0となり、それ
以上付加価値が増えた分は利益がプラスとなります。経営幹部の方がこの
視点で管理資料を見ることができるようになれば、色々な場面で判断基準
とすることや対応策を考える場合の参考とすることができます。」
次回は、この管理資料を実際に経営会議で検討した事をお話致します。
みどり合同経営 コンサルティング部門
コンサルタント 山下晶子
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/yamashita/
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~☆ みどり合同経営関連 出版物のお知らせ ☆~
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◆ 増刷(第4刷)決定!
『業種把握読本 ~内外環境の見どころ 業界展望の勘どころ~』
弊社、藤井一郎編著『業種把握読本 ~内外環境の見どころ 業界展望の勘ど
ころ~』(金融ブックス)が昨年11月29日発刊されました。
お陰さまで、皆様よりご好評を頂き、9月20日に第4刷を増刷致しました。
本書は、企業経営者様の経営戦略構築や、金融機関担当者様に取引先企業の業
務改善や目利きに役立てていただけますよう、業界の環境と展望の実態を、各
専門家が分かりやすく解説しています。
対象業種は全25業種。そのうち、弊社コンサルタント 犬飼あゆみも1業種
(旅行業)を担当しております。
金融機関の担当者様はもちろん、企業経営者様にも、自社を取り巻く環境が大
きく変化する中での経営の舵取りに、ぜひお役立ていただけましたら幸いです。
【著 者】 味香 興郎 ・ 藤井 一郎 編著
【定 価】 2,520円(税込) 【判 型】 A5判
【ISBNコード】 978-4-904192-28-3
【頁 数】 374頁 【発行日】2010/11/29 第1版第1刷
【金融ブックス ホームページ】
http://www.kinyubooks.co.jp/bin/cartpro/cart.cgi?id=ISBN978-4-904192-28-3
※書籍購入を希望される方は、弊社に直接ご連絡頂いても結構です。
TEL 087-834-0301(担当:山下、犬飼、三谷)
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◆ 『だれかに聞いてみたかった 中小建設業お金の話」好評発売中!
弊社専務取締役 藤井一郎、弊社コンサルティング部副部長 澤田兼一郎編著
「誰かに聞いてみたかった 中小建設業お金の話」(建通新聞社)が発刊され
ました。(2010年10月5日発行)
○運転資金が足りない…
○資金繰りにいつもはらはら…
○支払い条件の変更を依頼された…
○公的支援制度を利用して新分野に進出したい…etc
企業経営には「お金」にかかわる悩みが何かと多いものですが、本書では中小
建設業に的を絞り、金融機関との付き合い方、経営管理、公的制度の活用など
のポイントをQ&A方式で分かりやすく解説しています。また、国や自治体の
補助金、公的金融機関の融資制度なども幅広く紹介しています。経営の指針と
してぜひご活用頂けたら幸いです。
【編集・執筆】 藤井 一郎 ・ 澤田兼一郎 編著
【執筆】 山下晶子、犬飼あゆみ、三谷利恵、北野里美
【定 価】 2,300円(税込) 【判 型】 A5判
【ISBNコード】 978-4-903437-13-2
【頁 数】 193頁 【発行日】2010/10/5 第1版第1刷
【建通新聞社ホームページ】
http://www.kentsu-it.jp/book/9784903437132.html
※書籍購入を希望される方は、弊社に直接ご連絡頂いても結構です。
TEL 087-834-0301(担当:山下、犬飼、三谷)
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【本社】東京都新宿区荒木町2-3
(社)金融財政事情研究会 セミナーハウス4F
Tel 03-3358-5951 Fax 03-3358-5952
【高松】香川県高松市塩上町3丁目1-1
Tel 087-834-0301 Fax 087-834-0882
【WEB】 http://ct.mgrp.jp/
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